90年代半ばからサービスを提供している、CSサービスの先駆けともいえるスカパー!ですが、どんなメリットがあるのでしょうか?今回は元ケーブルテレビ営業の目線から、他サービスと比べたメリット等をお伝えして参ります。

スカパーの良い評判と他のサービスと比べたメリット

メリット① 画質や音質が良い

スポーツや音楽、映画やドキュメンタリー等を臨場感ある画質や音質で楽しめるのが、スカパーのメリットです。ケーブルTVでの視聴の場合は、ネットや電話等のサービスと同時利用のケースを想定した、同軸ケーブルを利用している為、画質はスカパー!に比べ劣ります。

また、スカパー!は4K対応のプレミアムサービスもあるので、ライブや映画により迫力を求める方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

メリット② 解約後1年以内の再加入は費用がかからない

光回線やケーブルテレビ等を解約後、再加入する場合は手数料や工事費が必要になりますが、スカパー!の場合は、1年以内の再開なら費用負担なしで再加入できます。

条件としては同一のB-CASカード・ACAS番号/ICカード番号で、同じ名義での再加入の場合に限られます。見たいチャンネルの放送や生活の予定に合わせて、気軽に再開できるのはメリットだと言えます。

メリット③ 1チャンネルから視聴できる

ケーブルテレビや光回線でのCS視聴の場合、多くはパックでの契約になりますが、スカパー!の場合は1チャンネルのみの契約も可能です。

料金としては、421円(税込)とチャンネル料金で利用できます。また、69の専門チャンネルの中から、見たいものだけを選んでの利用も可能です。

視聴しないチャンネル分の料金を払う必要もなく、自由に効率的に視聴することができます。ケーブルテレビ営業の時も、好きなモノしか見ないって方を、よくスカパー!にとられたものです。

メリット④ 録画が比較的しやすい

スカパーの場合は、お手持ちの録画機器が110度CSデジタル対応であれば、別途機器を購入必要もなく録画することができます。光回線経由でのCS視聴の場合は、外付けのHDDへの録画になりますが、スカパーで対応録画機器をお持ちであれば、通常の地上波録画と同じ要領で簡単に録画できるので便利です。

ケーブルテレビで録画する場合は、録画機能のあるチューナーをレンタルするか、お手持ちの録画機器とのリンクが必要になります。また、リンクできる機器も限られるので、スカパー!のようにシンプルに録画できることは、想像以上に便利です。

スカパー!のWEB上での良い評判

次に実際に利用しているユーザーが、メリットに感じている内容を確認します。Twitterでの主観的な感想ですので、参考までに見ていきましょう。

地デジアンテナでの受信が難しい地域でも、スカパーのパラボラアンテナで対策できる場合があります。この円盤というのは、たぶんパラボラアンテナの意味ですね。

費用も通常のアンテナより大幅に安いので、多チャンネルを見たい際の、言い訳に使えるかもしれません。

格闘技の大会も、多くはCSでの放送に移行しています。先程のサッカー同様、専門的な解説や、このユーザーも言っていますがCMが入らないのも嬉しいです。

画質や音質も綺麗で臨場感があるので、会場で実際に観ている感覚に近い集中力で、観戦することができるでしょう。

加入者向けにプレゼントキャンペーンなども実施しているようです。こういった特典の他、利用金額に応じて5段階のステージがある、MYステージというポイント制度もあります。限定プレゼントに応募できるだけでなく、16日間の多チャンネルプレゼントなど、利用しながら楽しめる特典も用意されています。

毎月第一日曜日は、スカパー!無料の日が設定されており、契約していない多くのチャンネルを視聴することができます。契約するのを迷っている、普段見れないチャンネルを視聴できるチャンスです。

実はこの無料放送は録画もできますので、見たい番組を撮り貯めするのも賢い活用方法です。

スカパーの悪い評判とデメリット(注意点)

デメリット① 料金プランが分かりづらい

私が一番に感じたのは、料金プランが複雑すぎることです。公式ホームページもプランやキャンペーン、注釈が乱立していて、一体どのくらい費用が必要なのか調べるだけで疲れてきます。

キャンペーンなどを見て、お得だと思って加入しても、機器費用などで思ったよりコストが必要となるケースもありそうです。

デメリット② パラボラアンテナの維持管理と景観

スカパーを視聴する為のパラボラアンテナは、ベランダや屋根に取り付ける必要があり、景観を気にする方にとってはデメリットです。特に戸建ての方は外観から設置していることが分かるので、NHKの受信料や通信関連の営業の訪問も増えることがあります。

実際私がケーブルテレビの営業をしていた時も、利用料の比較もしやすい為、パラボラを見たらすぐ訪問をしていました。また、台風などで位置が変わって視聴できなくなったり、最悪の場合飛ばされたり、破損する場合も自己負担になるので、注意が必要です。

デメリット③ コンテンツが苦戦している

スポーツ中継に関してはほぼ独占していたスカパーですが、ネット動画サービスなどの普及により、スポーツコンテンツを中心にユーザーが流出するなど、少し苦戦が見られます。

特に安価で利用できるDAZNにJリーグ放映権を取得され、サッカー中心のユーザーは取り合いになっています。その他動画サービスでも、格闘技やF1などの放送がされている為、今後のコンテンツ編成にも注意が必要でしょう。

デメリット④ 天候や地域によって障害がでることがある

設置したパラボラアンテナは、衛星のCS電波を受信する役割がありますが、衛星の方向に建物があったり、山間部である場合は、障害が出たり映らない場合もあります。

またアンテナの角度が少し違っても映らなくなる場合もあり、大雨や風の強い日は障害が出ることもあります。自分で位置を修正するのも結構手間が必要なので、うんざりする人がいるのも事実です。私がケーブルテレビ営業している際も、このケースで契約を受注することもありました。
 

スカパーのWEB上での悪い評判

それでは、現在スカパーを利用しているユーザーは、どんな不満を持っているのでしょうか?Twitterの内容を、参考までに見ていきましょう。

昨年は放送してたサッカーリーグを、今期はなぜ放送しないんだという不満ですね。ツヴァイテは、ドイツのサッカーリーグのことですが、ネット動画サービスに押されている状況が、よくわかります。

スカパーは見たいチャンネルが明確なユーザーが多いので、放送がなくなるとかなり不満になるのも分かります。

私がケーブルテレビ営業している際も、契約して放置している方は多くいらっしゃいました。多チャンネルだから何か観るだろうという利用動機の方は、観なくなるケースも多いので注意が必要です。

そうですね、今はネット動画や他のCSサービスなどもあり、観たいコンテンツによっては確かに何とかして見られる時代になりました。

とはいえスカパー独占放送等もあるので、自分の観たいコンテンツ次第で、利用価値も大きく変わります。他のサービスの放送等と見比べて検討した方がいいかもしれません。

こちらもDAZNに移ろうか迷っているユーザーですね。最近では同じスポーツやリーグでも、色々な放送サービスで放送することが多くなっています。中には複数のCSサービスや、動画サービスを利用しているユーザーもいますが、視聴頻度なども整理して利用する方が良いでしょう。

解約などの注意点

スカパーの解約は、公式ホームページのMYスカパーかカスタマーセンターから解約が可能です。この解約の際の注意点は2つ。「解約のタイミング」と「違約金」です。

解約は、手続きした月一杯利用期間があり、その後月末に解約となります。月初に解約してもその月の料金は掛かりますので、月末まで視聴することをお勧めします。

また、加入時に割引となる「スカパーアンテナサポート」などの各種サポートを利用する場合は、1年未満で解約すると、1万円~2万円の違約金が発生します。お得に加入しても、違約金を支払えば全く意味がないので、加入時・解約時には注意が必要です。

スカパー以外にCSサービスはどんなものがあるの?

スカパー以外のサービスと比較する為に、まずは他のCS視聴サービスを確認しておきましょう。CS視聴サービスとして代表的なものは、ケーブルテレビとインターネット回線での視聴です。

スカパーとの大きな違いは、インターネットや電話など他のサービスも利用できる点です。スカパーの場合はCS視聴のみの用途になるので、画質・音質は他サービスより高品質ですが、インターネットなど利用の際は別途回線が必要で、セット割引がないのが特徴的です。

CS放送を見る方法

スカパー!に限らず、CS放送を見るサービスはいくつか提供されています。まずはどんな方法で視聴できるか確認しておきましょう。

パラボラアンテナで見る

CS放送サービスで代表的なスカパーを視聴する方法としては、パラボラアンテナを設置して視聴する方法が一般的です。初めて視聴する場合は、パラボラ機器料金と設置費用も必要になります。衛星放送が普及したての頃は視聴世帯も少なく、ステータスとして設置する家庭もあったんです。

インターネットで視聴する

NTTのフレッツ回線など、光回線のインターネットサービスでも視聴することができます。光回線のサービスによって、提供されるチャンネルや料金も変わりますので、視聴したいCS番組がある場合は、確認してから加入した方が良いでしょう。また、TVサービス利用の場合には、ネットサービスの利用が必要になるのも特徴の一つです。

ケーブルTVで視聴する

J:COMなどのケーブルTV局が地域にあれば、ケーブル回線を利用しての視聴も可能です。利用する際は、回線の導入工事が必要になりますので、基本的には工事費用が必要になります。ファミリー層が中心のターゲットなので、多くの場合は複数のチャンネルがセットになったパック契約で、チャンネル単体契約できない場合もありますので注意が必要です。

さいごに

私がケーブルテレビ営業していた約20年前は、コアなスポーツファンや、映画ファンなど観たいチャンネルが明確な方は、ほとんどスカパーを利用していました。でも現在ではスポーツコンテンツを中心に、少しづつユーザーが流出しているのが気になるところです。

こういった状況もあってか、セットになったチャンネルパックも使いやすく追加されるなど、サービスの工夫もみられてきました。視聴するチャンネルが明確な方は、やはり利用価値はありますが、そうでない方は、今後の放送予定なども確認しながら検討すると良いでしょう。今回の内容も覚えておいて頂いて、検討の材料にお使いくださいね。