JCOMサービスエリアで多チャンネル視聴際には、ほとんどの方が直面する、スカパーとJCOMどっちのを使った方がいいの?問題。今回は、元JCOM営業経験者の観点から、様々な角度から検証して参ります。

JCOMとスカパー そもそもどんな会社

JCOM

1995年に、住友商事とアメリカのケーブルテレビ統括会社TCIとの合弁によって設立された会社で、現在はKDDIの連結子会社となっている、日本最大のケーブルテレビ事業者です。

グループ傘下のケーブルテレビ局も全国で71局を数え、ケーブルテレビ・インターネット・固定電話・電気・ガス・モバイル等のサービスを展開しています。

2,000年前後から、インターネットの普及に伴って急速に加入者を拡大してきた会社で、その反動もあり営業手法やサービス内容に、一部不満を持っている方なども見られます。

一方で加入者拡大の恩恵もあり、随時サービスの増強や新たなサービスの追加が行われ、現在は割引やキャンペーンなども豊富で、比較的利用しやすい地域の回線になってきています。

スカパー

衛星からのCS/BS電波を受信する放送サービスを提供している企業で、前身の会社が設立された90年代半ば頃からサービスを提供しています。

国内海外問わず衛星放送サービスを提供しており、現在では衛星放送の人気を二分していたWOWOWと業務提携し、WOWOWも視聴できるようになっているサービスです。

私の記憶では2,000年前後に、スカパーの代理店等が、当選確率ほぼ8割以上の割合で、パラボラアンテナなどの視聴設備一式が当選する、スーパーの抽選会など企画しておりました。

当選した自宅に営業が訪問して、月々の利用料が必要なサービスを契約する手法などで、加入者を増やしていました。私も当時加入しましたが、現在ではインターネットでの申し込みが中心の様です。

スカパーを利用するメリット

【メリット①】チャンネル数とパックが多様

スカパーのチャンネル数は約69チャンネル、衛星放送ですので海外でしか放送しないドラマや、質の高いドキュメンタリーや映画、音楽など様々なチャンネルが視聴可能です。

見たいジャンルなどに合わせて細かいパック分けもされており、不要なものを契約しなければ、見たいものがお得に視聴出来るのが、最大のメリットです。

【メリット②】画質が良い

特にパラボラ設置の場合は、受信した電波をそのまま宅内TVにて視聴するので、JCOMに比べ画質が良いのも魅力です。私がJCOM営業時は、画質にこだわる映画好きの方等は、スカパーを利用されていた印象です。

【メリット②】独自放送が視聴できる

特に音楽ライブ等に強いスカパーは、アーティストライブの独占放送等もあり、スカパー契約者でないと見られないものもあります。最近では、韓流やスポーツ、アイドル等を中心とした独占放送のおまけチャンネルも人気です。

スカパーのデメリット

【デメリット①】アンテナの景観と維持費

視聴をパラボラアンテナでする場合は、ベランダや屋根への設置となる為外観が気になる方も居るでしょう。また、最近よくある台風や災害などの際は、アンテナがずれたり破損したりと言う事もあります。

こういったデメリットはJCOMに利用の場合は無くなるので、私が営業の際は「アンテナの維持が必要無くなりますよ」という文句で、ご加入頂いてました。

【デメリット②】ネット動画による減収

サッカー放送等も人気だったスカパーですが、ネット配信のDAZNが10年間で2,100億円もの巨額の投資でJリーグの放映権を獲得した為、減収が続いています。

私が考えるデメリットですが、ほぼTVサービスのみのスカパーの減収は、サービス向上どころか維持も大変そうだと感じています。加入した際は、サービスの改悪や料金プランの変更などないか、注意も必要かもしれません。

スカパーと比べた際のJCOMのメリット

【メリット①】アンテナ維持管理不要、景観も綺麗

JCOM利用の際は、TVサービスを含めた全てのサービスを、ケーブル線1本引込む事で利用できるので、特に一戸建ての方にはアンテナもいらず、外観も綺麗です。多チャンネル放送もパラボラアンテナが不要なので、維持や管理も必要なく、メンテナンスもやってくれます。

【メリット②】セット割引でお得に

テレビサービス以外のサービスと同時利用する場合は、大幅なパック割引などもあり、お得に使える場合があります。インターネットや電話、ガスや電気サービスに利用価値を感じられる方なら、大きなメリットです。

サービスの組み合わせ方で割引率も変わって来るので、気になられる方は、HPでのシュミレーションや営業への相談がお勧めです。

【メリット③】携帯割引やキャンペーン

au携帯利用の方向けの割引や、各種キャンペーンが豊富なのもメリット一つです。

KDDIの子会社ですので、au携帯のセット割が利用できたり、固定電話サービスとの通話料が無料になったりする仕組みもあります。

またJCOM全体のキャンペーンだけでなく、地域の局独自の割引なども場合によってはあるので、元営業としては地域の担当に聞いてみると、場合によっては大幅な割引を受けられる場合もあるのでお勧めです。

JCOMのデメリット

【デメリット①】ネットが弱い

ネット利用の場合は、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。セットで利用すると確かに割引になりますが、上りの速度が光に比べて遅い為、大きい容量のデータやり取りやネットゲームの際には、プランにもよりますが不自由さを感じる場合もあります。

私も営業時に苦労したのは、このネット問題でしたので加入検討の際は、事前に問合せされると安心です。

【デメリット②】テレビ単体だと割高感がある

パック利用の予定にない方にとっては、テレビサービスが割高です。スカパーは好きなチャンネルを選べるサービスなども豊富にありますが、JCOMの場合は固定のチャンネル数に応じたパック料金が基本です。

見たいチャンネルが決まっている場合は、テレビのみで言えば、スカパーの方がお得になる場合もあります。

スカパーに向いている方

光回線利用を前提とした方は、ほぼスカパーの方が良いでしょう。回線も限られ、パック 割引等はさほどありませんが、ケーブルに比べ安定したスピードで利用できます。

また、テレビ利用のみを考えていて、且つ見たいチャンネルが決まっている場合もスカパーがお勧めです。

48CHの中から好きな番組を選べる「セレクト10」「セレクト5」と言うサービスがあるので、無駄なCH契約をする必要がない為、お得に利用できます。 

JCOMに向いている方

アンテナの外観が気になる方や、維持管理が面倒な方はJCOMが最適です。

私が営業時もスカパーのアンテナが飛ばされ、破損や不具合が起こって費用が必要になり、それならばとJCOMに替えた方も多くいらっしゃいました。災害が多くなっている現在は、特にメリットとなる内容です。

電話やインターネット等他サービスとの利用をされる際や、都度サービスを変更するのが面倒な方は、JCOMが良いでしょう。

前出の通りJCOMの最大のメリットは、他サ-ビスとの併用割引にあります。生活に密着したインフラサービスまで幅広く提供しているので、将来やサービス変更の手間なども考慮すると、負担も少なくお得に利用する事が可能です。

元営業マンの視点 スカパーVSJCOM

私が営業をしていた時期は、スカパーにまだセレクトCHサービスがない時期でしたので、JCOMに切り替える方も多く、スカパーのパラボラアンテナを発見すると、すぐ訪問をしていた程でした。

現在はスカパーもサービスが増え利用しやすくなってきている様で、決まったCHやジャンルに特化して視聴したい場合は、メリットもあると感じています。

一方JCOMもテレビのパックサービスも増え、インフラサービスにまで拡大していますので、こちらも以前よりサービスも幅広くなり、お得に利用しやすくなった印象です。

結論としては、利用される方が求める優先度やシーンによってお勧めも変わります。

少し面倒ですが、自分は何を視聴したくて、TV以外のサービスはどのくらいの利用頻度があるか等を整理してからシュミレーションをする事が、一番お得に利用できる方法だと思います。

今回の内容も参考に、多チャンネル放送をお楽しみくださいね。