数年前ケーブルテレビ局(CATV)営業をしていましたが、当時はIP電話も今ほど普及しておらず、とても人気だったケーブルプラス電話。数年経った現在ですが、JCOM PHONEを代表とするケーブルプラス電話 のメリットデメリットを探ってみたいと思います。

ケーブルプラス(JCOM PHONE) 電話とは?

KDDIが全国のケーブルテレビ局と提携し、提供している電話サービスの事です。従来のNTTの固定電話回線ではなく、CATV局がもつ光ハイブリッドケーブルを利用して、固定電話サービスを提供しています。

営業している時も、よく「050IPでんわ?」と聞かれましたが、050IP電話ではありません。

どちらも同じ様に、ブロードバンド回線を利用していますが、ケーブルプラス電話は050IPでかける事ができなかった、緊急電話やナンバーポータビリティーなどの電話オプションサービスが利用できるもので、固定電話とほぼ同様の使い方ができる電話です。

とはいえ、利用するにあたっては、お使いになるシーンによって様々なデメリットや、勿論メリットもある回線です。後半でその内容には触れますが、まずは料金形態から確認していきましょう。

ケーブルプラス(JCOM PHONE) の料金体系

従来のNTT固定電話と比べると、基本料も通話料も比較的安いと言えます。今はどうかわかりませんが、私が営業していた頃は050IP電話もさほど普及しておらず、特に戸建てにお住まいの方は、自宅の電話はほぼNTTのアナログ電話でした。

NTTの固定電話の基本料は、地域によって変わりますが、毎月約1500円~約1800円程で、これに合わせて、通話料とオプション料金を支払うため、通話料以外の基本+オプション料金の平均は、およそ2000円前後でした。

ケーブルプラス電話の基本料金はNTTアナログより安い

ケーブルプラス電話の基本料は、今も以前も月1,330円ですので、ケーブルテレビを契約して欲しいい時は、「実は、固定電話の基本料金が安くなる設備がこの街にできました」という切り口で案内し、節約が好きな奥様に大好評でした。

当時も、かなり固定電話で通話する方は少なかったですが、通話料に関しても安い設定でケーブルプラスやJCOM PHONEなど、提携の全国のCATV電話同士が通話無料という事もあり、離れて住む子供さんへの連絡や、近所のお友達との長話などの目的で、切り替えられる方は多かったです。
 
では、現在の通話料金はどうでしょうか、表を見てみましょう。

ケーブルプラス電話の通話料金

相手(通話)先 通話料
ケーブルプラス電話、JCOM  PHONEなど 24時間通話絵料無料
固定電話(市内/県内市外) 8円(税込8.64円)/3分
固定電話(県外) 15円(税込16.2円)/3分
スマホ(au宛) 15.5円(税込16.74円)/1分
スマホ(au以外) 16円(税込17.28円)/1分
IP電話 10円(税込)10.8)/3分

以前は、驚くほど安く感じましたが、通話料自体は050IP電話とほぼ同じくらいでです。ご自身が日頃かける頻度の多い所の料金などを確認し、しっかりシュミレーションする事をお勧めします。

基本料も通話料も、実はオプション料金も少し安いですが、注意点やデメリットもあります。この後紹介するのは、注意点の代表的なものです。ご自宅で利用できるサービスか、チェックを兼ねてご覧になって下さい。

ケーブルプラス電話(JCOM PHONE) のデメリットと注意点

ケーブルプラス電話(JCOM PHONE) を加入後、NTTに戻したい場合に注意が必要です。基本的には、NTTで利用していた電話番号を、ナンバーポータビリティーしてケーブルプラス電話(JCOM PHONE) に切り替えた場合が対象ですが、ちょっとややこしいんです。

詳細はまたの機会で、詳しくお伝えしますが、NTTに戻したいけど、電話番号変わった。NTTに戻したい時に、費用がすごくかかるなんて事が起こるので、要注意です。

手続きを誤ると電話番号が消滅する可能性がある

番号が無くなる理由の代表的なものは、ケーブルプラス電話(JCOM PHONE)に切り替える際、「加入権休止の手続きを忘れていた」とか、「そもそも契約した営業が休止の説明していない」という感じです。

NTTに同じ番号で戻す場合は、NTT加入権が生きてる事が条件です。ですので、NTTからケーブルプラス電話にナンバーポータビリティする際はNTTの加入権の休止手続きを忘れずやりましょう。

NTTの番号に思い入れがない方や、戻す必要がない方は大丈夫ですが、戻す可能性のある方は、契約時や切り替え前に、しっかりと確認しておきたい内容です。

今まで使ってたサービスの回線撤去費用や違約金など

また、NTTへ戻す場合に限らず、新たな回線への切り替えの場合は、ケーブルプラス電話(JCOM PHONE)に限った事ではないですが、「今までの回線の違約金や撤去費用+新たな回線への契約手数料+工事費用」が必要になりますので、こちらも違約金のタイミングや、切り替える回線のキャンペーンを活用するなど、工夫した方が良いでしょう。

その他の注意点

特に電話回線を利用した介護、医療機器や一部のホームセキュリティー、インターフォンなどが利用できない場合があります。また、利用可能であっても、ケーブルプラス電話(JCOM PHONE) は停電時は止まってしまいます。

私も営業の際、非常に注意して確認していましたが、切り替え後、医療機器に不具合が出て、「おばあちゃんが死んだらどうすんの」といってお客様から怒られている新人営業もいました。こちらも、自己申告するなど、しっかりとした事前確認が必要です。

この様に、日頃何気なく利用しているものが、利用できなくなる場合があります。

本来は営業マン側に確認する義務がありますが、契約時の約款に記載している内容ですので、ご自身でも意識して聞いたり、調べて確認しておくと安心です。

ケーブルプラス電話(JCOM PHONE) のメリット

基本料金と通話料が安い

NTT固定電話を置いているが、あまり利用していない方や、特定の所へよく電話する方には、特にメリットがあるサービスです。

通話料も安い回線ですが、au携帯との同時利用なら、さらに安くなるのでau携帯利用の方や、今後利用予定のある方なら、割引サービスの確認をお勧めします。

条件や、別途申し込みも必要ですが、ケーブルプラス電話が月100円安くなるため、基本料金は実質月1,230円で利用できます。

auスマートバリューでスマホの月額を落とせる

また、auスマートバリュー申し込みで、携帯料金が家族1人につき、最大1,000円程度割引になる他、まとめトーク申し込みで、自宅のケーブルプラス電話(JCOM PHONE)との通話料が無料で利用できます。

子供さんなど、頻繁に携帯から自宅に電話する場合は、携帯料金とトータルで計算すると、家計全体で見て、お得になるケースもある様です。

セット割で料金が落ちる

CATVサービスの特徴として、電話以外にもケーブルテレビやインターネットなどと、セットで利用すると割引率が高くなる特性があります。

必要のないサービスを利用する事はないですが、使う必要があるサービスや、使いたいサービスやプランをシュミレーションすると、場合によっては、かなりお得に利用できるパターンもあるんです。

地域によっては、ガスや電気のサービスも提供されてますので、一緒に検討すると、割引率も高くなることが、メリットの1つです。

元営業マンからの簡単なアドバイス

難しく感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、CATV電話に限らず、電話の切替えをされる際は、「しっかり担当に疑問点を聞き」できれば「すでに利用している知り合いに聞く」などして進めて行けば安心です。

また、その中で少し今回の記事もお役に立っていれば幸いです。